ざけんな!〜イケメン教師VSぽっちゃり生徒〜



しかし、その後は由香里から説教を食らう破目になった。



「危機感がないんやろ」



騎馬戦を眺めながら、由香里は私の脇腹をどつく。

私は「うぅっ…」と身を縮めながら、「すいません」と謝る。



「学校で盛るとか野蛮やねぇ…」



…はぁぁ゛ー!?

今、なんつった?



「由香里やって、美術室でヤったやろ」



「それは大和やろ…」



「お互い様や!!」



クダラナイ事を言い合う私たちに、米倉は呆れた表情。

出番がない私は後1時間、このままだ。



「キャーッ!!」



そう思ってたのに、私の目の前で、割れんばかりの歓声が起きた。
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