ざけんな!〜イケメン教師VSぽっちゃり生徒〜
♪‐私たち兄妹の秘め事



「今日はこんで終わりやな。
また明日」



元ちゃんが実に適当にHRを締めると、みんなは帰って行く。

私は立ち上がり、元ちゃんに近付いた。



「話があるんやけど…」



「何や?」



元ちゃんはボールペンを片手に何かを書いて居て、私を見てない。

由香里の他に生徒も居ないのを確認し、口を開いた。



「私ん家、家庭崩壊して、兄貴しか居らんのやけど…」



私がそう言うと、元ちゃんは書く手を止め、私を見た。



「信じられへんやろうけど、事実なんやで」



私と元ちゃんの視線がやっと交じり合った。
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