ざけんな!〜イケメン教師VSぽっちゃり生徒〜
♪‐ピンチを犯す私たち
その夜、私たちは外食をする事にした。
細心の注意を払い、地元から少し離れた場所の、個室のある居酒屋。
誰もお酒は呑まないけど、元ちゃんはノンアルコールを呑みながら煙草を吸って居る。
私は小窓から行き交う車を覗きながら、料理が来るのを待つ。
「愛陽」
元ちゃんに腕を引かれながら、座り直し、先に出て来たオレンジジュースを飲む。
悠陽は「とんちゃん焼きもえぇ?」と、元ちゃんに了解を得ている。
今日は元ちゃんの奢りなんだ。
元ちゃんからも、何か話があるらしい。
最初に来ただし巻き卵を頬張ると、次々に料理が運ばれて来て、悠陽と楽しみつつも、夢中に食べた。