ざけんな！〜イケメン教師VSぽっちゃり生徒〜

眠れない夜を過ごす中、私は３枚にも渡る手紙と、１枚の手紙の２つを書き終えた。

想いと決意の詰まった手紙。

３枚の手紙の入った封筒には、切手も貼った。

この手紙がいつ届くかはわからないけど、３人で楽しく居たいんだ。

―――朝、悠陽と登校し、教室には行かずに職員室へと向かった。

元ちゃんは「呼び出してへんで？」と、私を見て、デスクから立ち上がった。

私は元ちゃんに首を振り、１枚の封筒を、窓の外を眺めてお茶を飲む、校長に差し出した。



「“退学届”…ですか？」



「―――はっ！？」



校長が封筒に書かれた文字を口に出した刹那、元ちゃんが叫んだ。