ざけんな!〜イケメン教師VSぽっちゃり生徒〜
…あり得へん…(泣)

私は空になったお皿を持ち上げてひっくり返す。

落ちたのは、細かなカスだけ。



「また作らなあかん…」



私は凹みながらその場を悠陽に任せ、お手洗いへと向かった。

何が出るわけでもないけど、狭い所が、私は好き。

1人で居れる場所が好き。

入れてあげても、悠陽と由香里しか、私には無理。

…あ、元ちゃんもえぇかも!

―――って。



「何で元ちゃんが出て来るんや」



私は自分の頭を叩き、思考を改めさせた。

頬を両手でパンパンと二度、叩(はた)き、ドアを開けた―――…。




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