ざけんな!〜イケメン教師VSぽっちゃり生徒〜
私は元ちゃんを見上げる。

元ちゃんは榛陽と絆君を見て、鼻で笑った。



「こんなレベルの連中が売れっ子やなんて、世の中おかしいな(笑)」



「……何が言いたいんや」



榛陽は元ちゃんを睨みながら、私たちに近付いて来る。

元ちゃんは私を背中に隠した。



「犯罪者が“大人気アイドル”とか、人生ナメてかかってんな」



元ちゃんは携帯を開いて、待ち受けを榛陽に見せてる。

絆君は悠陽に押さえられながらも、元ちゃんに掴み掛かろうとしてる。



「俺の生徒に手を出したら、痛い目に遇うって知ってたか?」



元ちゃんの声が急に低くなり、私たち4人は背筋を凍らせた。
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