ざけんな!〜イケメン教師VSぽっちゃり生徒〜
私は「山崎來未やて」と言いながら、元ちゃんを睨む。

元ちゃんは私の顔を見ながら首を傾げてる。

…私…、何してんねん。

ため息を吐き、由香里と体育館の隅に行き、壁に凭れながら、胡座をかいて座る。



「愛陽、何か不機嫌やね」



由香里は予備のバスケットボールを持ちながら、米倉をまだ見てる。

私は「何かな…?」と、イライラした気持ちを正直に話した。

由香里は「さすが鈍感やな」と言う。



「何がやねん;;」



いきなり“鈍感”と言われても困る私に対し、由香里は「色七愛陽は、喜多見元が好きなんやで」と、率直に言って来た。
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