ざけんな!〜イケメン教師VSぽっちゃり生徒〜
“まさかっ!”と驚く私に、「私と一緒でヤキモチ妬いてるやん」と言う由香里。



「ヤキモチ妬いてるんや」



私は逆に由香里に訊くと、「まぁね」と漏らす。

正直、來未ちゃんは由香里よりは可愛くない。

中の上だろうか。

…“ヤキモチ”…。

今までそんな感情を抱いた事のない私には難しい言葉。

私と由香里はボーッと浮かないまま、放課後まで過ごしてると、米倉にバシッと頭を叩かれた。



「なんやねん!;;」



私は頭を押さえながら米倉を見上げると、米倉は由香里を指差した。

ずっと体勢を変えず、前を向いて固まってる。
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