ざけんな!〜イケメン教師VSぽっちゃり生徒〜
來未ちゃんの紹介する為のHRが終わった瞬間、私は由香里を連れて教室を逃亡。
痩せてた時と同じような速さで走り、由香里を裏庭へと拉致った。
「はぁ…はぁ゛ー…!」
私は深呼吸とため息を交えながら息を吐き、芝生に膝を付く。
「愛陽…どうしたん?」
息を整えた由香里が、私の隣に座る。
私が「元ちゃんが好きかも…っ!」なんて言うと、「“かも”ちゃうやろ!」と、指差して来た。
…“かも”やろがぁ゛ー!
私は泣きそうな顔で由香里に抱き着く。
由香里は「どこまで鈍感なん;;」と言いながらも、私の頭を撫でてくれた。