ざけんな!〜イケメン教師VSぽっちゃり生徒〜
唇が離れると、私の顎に垂れた銀色の煌めく糸を舐める元ちゃん。

私が赤い顔で見上げると、「お前のせぇやな」と言われた。



「何が?」



意味のわからない私は理由を訊いた。



「生徒に手を出すとか、教師失格やん」



「でも…したやん」



「愛陽のヤキモチが、可愛いし、嬉しいからや」



…な、何やてっ…!

私の心臓がまたバクバクと暴れ出す。

元ちゃんは挙動不審な私を抱き締めながら、耳元で「俺が好きか?」と訊く。

私は「好きや…」と、弱々しく答えると、元ちゃんは「一緒やな」と言った――…。



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