ざけんな!〜イケメン教師VSぽっちゃり生徒〜
私は元ちゃんの首に回して居た腕を外し、元ちゃんの肩を叩いた。



「…こ…わ……いよ…っ……」



涙しながら、キスの合間に気持ちを言うと、元ちゃんが慌ててキスを止め、手を私の胸から退けた。



「悪い愛陽……」



起き上がり、俯く元ちゃん。

私は自分も起き上がり、元ちゃんに強く抱き着いた。



「ごめんなさい…っ…。元ちゃんごめん……」



元ちゃんは悪くない。

いつまでも過去を引きずる私の弱さが悪いんだ。



「愛陽は悪くない。謝るな…」



「ごめん」と繰り返しながら、元ちゃんは私の涙を指で拭う。
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