ざけんな!〜イケメン教師VSぽっちゃり生徒〜
―――放課後、私は來未ちゃんしか居ない教室で、“学級ノート”を見ながら、座席表を作って居た。
ボールペンで消えないように書かなきゃいけないのに、“変えて”と言われると、書いて良いのかわからない。
私は確実な席だけ名前を埋めていってると、元ちゃんは部活にすぐ行けるようにか、ホイッスルとタオルを首からぶら下げて現れた。
…カッコいい…。
私が見いってると、元ちゃんは來未ちゃんの前の席の机に軽く座る。
「山崎は何で教卓の前にこだわるんや?」
聞き耳を起てたいわけでもないけど、私は書くのを止めて、耳を傾けてしまう。