美形x平凡 --BL




「っあ!ご、ごめん!おれ、持つから…っ」


「いいよ。そのプリントだけ持ってくれれば。何処まで運べばいいの?」


美琴はまるで、ナンパした女の子に優しく接してるかのような気持ちだった。


関係を壊さないように、機嫌を損ねないように優しく。


既に自覚していた。




美琴は、葵を好きになった。





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