電脳かくれんぼ
12月25日

浩史・潤一・稔・みきの4人は眠れない夜をすごしていた…


それは遠足前のワクワクで眠れない子供のように

しかし、少し違うのは…

ワクワクの影に恐怖の2文字も隠れていたからである…


それから何時間たっただろう

いつの間にか浩史は寝ていた…



しかし、ピンポーンというインターホンの音で目が覚めた


「は、はぁ〜い…今行きま〜す…」

眠たい目をこすりながら寝癖頭の浩史が玄関へ向かう


重たいドアを開けるとそこには…



「宅配便でーす。 こちらにサインをお願いします」

ニコッと爽やかな表情の青年が立っていた


あ、はい…と声になるかならないかくらいの声で浩史が言った

どうやら半分寝ているようだ…


「ありがとうございましたー!」

青年はそう言い残すと足早に階段を降りて行った


「ん…? 今何時だ…?」

時計を見た浩史は、今日がかくれんぼ当日だということを思い出した…
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