電脳かくれんぼ
「やべっ!! いそいで飯食わないとっ!!」

浩史急いでキッチンへと向かった


冷蔵庫を開けるがあまり食材が入っていなかったので、結局昨日の昼と同じでカップラーメンになったらしい…


足早に食事を済ませた浩史の携帯に電話がかかってきた

「もしもし、どうした潤一?」

「あ、浩史起きてたのか お前まだ寝てるんじゃないかって心配して電話したんだよ…」

「はいはい…心配ど〜も〜!!」

けっ…!!っと嫌み混じりに言い返す浩史だったが次の言葉を聞いて真剣な表情になる




「で..届いたか…?」




「あ、あぁ…少し前にな。 潤一は?」



「届いたよ。 やっぱ住所わかってたんだな…」



たしかに…と電話ごしにうなずく浩史


「稔とみきはどうなんだ?」


「2人からはさっき電話きて、2人とも届いたらしい」



「…俺には電話きてない……」

ボソッと呟いた浩史に潤一は小さく笑った


「とにかくまた4時くらいに電話する」

「わかった。 じゃあまたな」

電話を切り終えた浩史は先ほど送られてきた荷物に目をやった
< 23 / 34 >

この作品をシェア

pagetop