電脳かくれんぼ
「俺は..ナイトになりたい」

そう一番に言ったのは浩史だった…


俺もナイトに……と言いかけた稔だったが、いつになく真剣な表情の浩史に一目置いたのか、途中で言うのをやめた


「いいのか稔、ナイトを浩史に譲っても…?」

「あぁ、浩史の真剣な顔は久しぶりに見た…。 仲間を守れる役目のナイトには俺みたいなやつより浩史の方がお似合いってもんや」

ありがとう…

浩史が呟いた..


「じゃあナイトは浩史に決定しよう。 稔とみきは何にしたいんだ?」

「私は…ヒーラーがいいな。 足手まといになるくらいなら、影でサポートしてあげたい..だから私はヒーラーになりたいな..♪」

「ほな俺はアサシンや! 浩史ばかりにカッコいいとこを譲るわけにはいかんからな」

「稔…、がんばろうぜ!!」

稔と浩史は喧嘩しがちだが、実は仲が良かったりする


「じゃあ俺はマジシャンだな」

「いいの? 潤一もなりたいジョブがあったんじゃないの?」

気をきかせてみきが潤一に質問した
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