僕と私の背中越しの愛
★共鳴★


届くはずのない声を
そっと出してみる
すると白い息が溢れて
優しい歌声に変わった
優しくもどこか大人びた
私のこえだった
いったい人はどれだけ
人に声を
届けられるのかな
どれだけの声が
届かないのかな
まだ今の私にはわからない
これからの未来も
きっとわからないだろう
けどただ一つわかること
それは…
確かに私の声が音になって
この世界と共鳴していること
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