天使を射止めよ、男達!!2nd

「らっ羅々?!」

「あっアラター!!大丈夫?キモ女子に掴まれて嫌じゃなかったぁ〜?いや、嫌だったよね?ねぇ?」

「おう。サンキューな」

にこっと笑うアラタ。おい、アラタ。最後らへんちょっと脅しがかってるのに…めっちゃ嬉しそうにするなよ…

でも、羅々は素直なのか素直じゃないのかハッキリわかりづらいとこあるしね。

それをわかってるアラタは、羅々の彼氏なんだなぁと思う。

きっと2人は、すごく合ってるんだな。

しばらくすると、沢山集まっていた1年女子はぞろぞろと1年校舎へと戻っていった。

「昴…疲れた…」

「あ、紫雲」

人がいなくなってすぐ、紫雲がやつれた顔で近付いてきた。

紫雲は女の子、意外と苦手だからな…



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