天使を射止めよ、男達!!2nd

だけど、1年の子達にはどう受け止めてもらえばいいんだろう…

私達2年と、1コ上の茅玻琉の学年は、私の色々をわかってくれてるし…

はぁ…共学になって、様々なことが困難になる予感…

私は入学式の生徒会メンバー用の椅子に座りながら、ふぅーっとため息をついた。

「す〜ちゃん、何ため息ついてんの?!」

小声で話し掛けてくる羅々。

「別に。ただ、先行き不安だなぁ…と」

「もうっ一応めでたい日なんだから、とりあえずため息は止めなさいな!!」

一応めでたい日って…大概失礼なの気付けよ。

「…羅々、ライバル出てくるかもね」

「ふぇ?どーいう意味?」

「どーもこーも無いよ…そのままの意味」

私達はひそひそと、入学式が終了するまで延々と話し続けた。



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