ヤンキー彼女とヤクザ彼氏
「カルテットはわかるでしょ?」

「あぁ。」

「この学校のトップ、カルテット。その中のトップが1人。あの人の一番近くにいるのが四天王。あの人の次に強い4人。」





つまり、この学校の最強の1人の次に最強な4人ってことか。




どうりで、あのオーラなわけだ。





まぁ、山寺組にいると、あれくらいじゃ怖くない。





駿や宇佐、風林火山の奴らはハンパないし。






「さっきの黒田智美は、四天王の中でも一番キレっぽい。優衣タイプね。」

「一緒にすんなよ。」

「頭使わないあたり、似たもの同士よ。」





何も言えねぇ!





「いい?四天王が動いたってことは…。」

「目立ちすぎ…か。」

「しかも、トップ争いに巻き込まれた。」

「最悪…。」






普通はどこだ!?




何でほっといてくれねぇんだ!!




あたしはトップなんか興味ないって言ってるだろーが!!





「まぁ、言っても仕方ないわ。四天王は動き出した。」

「はぁ…。」

「でも黒田は独断で暴れることもあるみたいだから。」

「んな少ない可能性にかけれねぇよ…。」





四天王か…。




いよいよめんどくさいぞ、これは…。





駿とデートとか言ってらんねぇな。






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