ヤンキー彼女とヤクザ彼氏
♂駿



なんて男勝りな女なんだ…。






優衣に言ったことは本当。




マジで意見が欲しい。





ただ…個人的な感情も混じってるわけで…。





言葉に当てはめるなら、興味だ。





コイツの両親も変わってて、ヤクザの俺たちをあっさり家にあげて、要求もあっさり呑んだ。






「もう…。住むしかねぇじゃん…。」

「その代わりっつーか…。俺がお前を守るから。」

「頼んます〜。」





しんじてねぇな…?




優衣の両親とも約束したし、優衣は俺が全力で守る。





「今週末、荷物をまとめて10時くらいに家の前にいろ。迎えを向かわせる。」

「了解っす〜…。」






脱力した顔で出ていった優衣。




おもしれぇ奴…。






「ホレたか?」

「まさか。興味だよ、興味。」

「ふーん?裏路地のアレ、見てたこと言っちゃえば良かったのに。」

「あぁ、忘れてた。」






あの時の優衣を見込んだんだからな。





言えばよかった。





まぁ、いつでも言えるだろ。






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