ヤンキー彼女とヤクザ彼氏
優衣に限って浮気はねぇよな?





無防備に笑ってる優衣が無性にムカツク。




誰にでもそんな笑顔振りまいてんじゃねぇよ…。





一瞬置いて帰ろうかと思ったけど、誘拐されたら困るし。






…つーか、俺情けない…。




妬きすぎだから…。




優衣が男と喋ってただけだし。






「はぁー…。」






行ってみるか。




優衣の方に近寄っても、優衣は全く気付かない。




男の方は、俺のこと知ってるのかチラチラ見てくる。






「優衣〜?立ち話長げぇんだよ!」

「わっ、駿!?」





優衣の頭の上に腕を置いた。




背中簡単に取られすぎだから。





「このイケメン君、優衣の友達?」

「あぁ!」





大人ぶって冷静に聞いた。





けど、心の中は焦りまくり。




ホントに情けない。






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