ヤンキー彼女とヤクザ彼氏
優衣が出来るだけケガしないように、とかさ…。





「キモー。」

「お前ホントヤダ…。」





…あ。




アイツいたじゃん。





「なぁ、宇佐ー。」

「なに?」

「新庄のケータイの電話番号調べて。」

「今から?」

「当たり前だ。10分以内な?」

「なに俺様復活してんだよ…!」






ブツブツ言いながら調べに行った宇佐。




9分後に帰ってきた。





「ほらよ。」

「どーも。」





早速新庄に電話。





「もしもし?」

「あー、新庄?今日さ、優衣と黒田がやりあうらしいわけ。」

「知ってる。…ってか、なんで俺の番号知ってんの?」

「俺だから。でさ、俺は行けないからお前見に行ってくんね?」

「はぁ?」

「頼んだぞー。じゃあな。」

「ちょっ、待てよ!」






新庄が了解してくれたから、電話を切った。





「お前…鬼。」

「はぁ?」





まぁ、これで大丈夫だな。




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