ヤンキー彼女とヤクザ彼氏
とたんにニヤつきだしたバカ共。





「いいんちゃいます、年の差♪」

「お前もなかなかやるな〜。」

「駿ってロリコンだったの?」

「応援してもらえて良かったな!!」

「…てめぇら死にてぇか?」






俺がこれだけの殺気を放てば、大抵の奴等は逃げ出す。




俺としては1%にも満たない殺気だけどな。





けど、こいつらはさすがだ。





楽しそうに笑ってやがる。





「まぁ、怒るなって!!」

「うるせぇ!!特に八雲!!ロリコンとか言うな!!俺は、別に優衣が好きな訳じゃねぇから!!」





ただの興味。





なんか面白そうじゃねぇか。





ヤクザ相手に半ギレで向かってくるような女だ。





何をしでかすか、見物だ。






「ねぇ、その優衣って俺達も会えるの?」

「ん?そうだな。」

「ムカついたらさぁ、殺っていいの?」

「ダメに決まってんだろ…。八雲はもっと落ち着け。」

「はいはい…。」






まぁ、やっぱりコイツらも会っといた方がいいだろうな。






今週末、優衣が来るとき呼んでおくか…。






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