ヤンキー彼女とヤクザ彼氏
◎駿



何故かキレて走って行った優衣。





頭がついていかなくて追いかけれなかったけど…。






とりあえず、その辺にあるベンチに座った。







えっと…いろいろ整理すると…




まず、警察に見つかる前に逃げてきて…




説教…?






それか!?




いや、今さらそれじゃ逃げねぇか…。






他になんかしたか?








「…あ。」






そういえば、『駿!手…』って…。







…わかった。






俺、優衣と手つなぐの初めてじゃねぇか!




ずっと一緒だからそんな感じなかったけど。






優衣はああ見えて純粋だから…。






俺が悪いじゃねぇか!








つーか、やべぇ!





誘拐とか…探さねぇと!







俺はとにかく、優衣を探すために走り出した。








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