ヤンキー彼女とヤクザ彼氏
「山寺組…昨日はどうだった?まぁ、坂下ごときじゃ何も変わらないか…。」

「……なんで、あたしの名前を使った?」

「ただのお試し。あんなんで崩れるような信頼関係、壊す価値がない。」






ニヤッと笑った青山。





ダメだ。




あたし、こうゆう奴苦手。




汐莉も頭いいけど、汐莉とは全然ちがう。






「…何がしたい?」

「とりあえず…アンタは潰したいかな。」

「じゃあ山寺に関わるな。関係ない。」

「ふふっ…それはまぁ、あたしの父次第。やる気まんまんだから。あたしは麻野潰しに集中するよ。」





青山会…か。




駿なら大丈夫だ。





「じゃ、これからよろしくね?」

「…。汐莉、行こう。」





これ以上話したって無駄。




どうやって…コイツを倒そう。




ずっとそうやって考えてた。






「優衣。とりあえず、期末頑張りなさいよ?」

「あ…。」






そうでした…。




今は青山なんかどーでもいいや!





勉強…か。






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