ヤンキー彼女とヤクザ彼氏
青山奈津はきっと青山会なんて気にしないで自由にやるだろう。





毎回こんな手を使うのか?




だとしたら、優衣の心がもたない。




俺は…優衣を守り抜く。





「…親父たちには連絡したか?」

「まだだけど…していいのか?」

「だよなー…。俺怒られるよな、確実に。いや、殺されるか?」





俺はあくまで若頭だからな。




頭は親父だ。





「絶対戻ってこねぇと思うけど…連絡しとく。」

「わかった。駿にまかせる。」






そのあと、戻った自室で親父に電話。





「もしもし、俺だけど。もうすぐ青山会から襲撃される。裏切り者たち連れて。」

「知るか。久々に電話きたと思ったら…。てめぇで解決しろ。」

「俺の彼女が青山の娘に精神的な攻撃されてんだけど。」

「だから、知るか!!お前の問題だろ!!俺は忙しい。じゃあな。」






…やっぱりな。





仕方ない。




優衣も組も俺が守る。





でも今は一番優衣が心配だな…。





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