ヤンキー彼女とヤクザ彼氏
なんで考えなかったんだ…。




汐莉が狙われるかもって…。






「汐莉に代われよ。」

「はいはい。」

「…優衣!!」

「汐莉!大丈夫か!?ケガとか…」

「大丈夫だから。優衣、落ち着いて考えて。ちゃんと若頭に…」

「はい、終わり。さて、本題です。5丁目の廃倉庫。私たちはそこに居る。あなたのカワイイ妹も居る。明日の朝までに1人で来てね。じゃ!」






くそっ!!




言いたいことだけ言って切りやがった!!






明日の朝…。




アバウトだな…。




アイツの判断次第ってことか。






どこの5丁目かわかんねぇ。





向こうは大勢だろうな。





それでも…汐莉を汐莉の姉ちゃんみたいにはしない。





あの子も居るから1人で行くのは怖いけど…





行かなきゃな。





あたしは強くなるから。





< 199 / 374 >

この作品をシェア

pagetop