ヤンキー彼女とヤクザ彼氏
◎駿
学校から帰った優衣は、かなり元気そうで安心した。
俺だって心配で気が気じゃなかったからな…。
夜中の12時。
ハルが珍しくノックも無しで俺の部屋に入ってきた。
かなり慌ててる…?
「どうした?」
「優衣の…部屋の戸が開いていて、おかしいと思って覗いたら…優衣は居ませんでした。」
「はぁ!?」
「置き手紙はありませんでした。窓も開いていない。優衣は自分から出たと思われます。」
「家出か?」
「荷物はそのままです。なので何かをするためにこっそり抜け出したかと…。」
青山奈津…か?
何言われたんだよ!!
その時、ケータイが鳴った。
「はい!?」
「駿?えらい情報入ったで!」
「宝、今優衣が…」
「優衣ちゃんに関係あると思うねんけど。」
「どういうことだ?」
「青山奈津が隣町の5丁目の使われてない倉庫に大勢の仲間と入ってくのが目撃されてんねん。その中で捕まってるように見えた人が1人…。」
「優衣…か?」
「ちゃう。汐莉ちゃんや。」
「汐莉!?」
なんか話が見えてきたな。
単純な優衣の思考回路なんて簡単にわかる。
おそらく、青山奈津に1人で来いと言われて、自分を犠牲にしようとしたな。
汐莉を汐莉の姉と一緒にしないとか…。
だから大勢だって解ってて行ったんだ。
バカか。
今回だけは山寺も見てるだけってわけにはいかねぇな。
「ハル。」
「はい。」
「宇佐を呼べ。緊急だと言って。」
「風林火山は?」
「まだいい。まずは山寺の問題だ。」
「はい。」
学校から帰った優衣は、かなり元気そうで安心した。
俺だって心配で気が気じゃなかったからな…。
夜中の12時。
ハルが珍しくノックも無しで俺の部屋に入ってきた。
かなり慌ててる…?
「どうした?」
「優衣の…部屋の戸が開いていて、おかしいと思って覗いたら…優衣は居ませんでした。」
「はぁ!?」
「置き手紙はありませんでした。窓も開いていない。優衣は自分から出たと思われます。」
「家出か?」
「荷物はそのままです。なので何かをするためにこっそり抜け出したかと…。」
青山奈津…か?
何言われたんだよ!!
その時、ケータイが鳴った。
「はい!?」
「駿?えらい情報入ったで!」
「宝、今優衣が…」
「優衣ちゃんに関係あると思うねんけど。」
「どういうことだ?」
「青山奈津が隣町の5丁目の使われてない倉庫に大勢の仲間と入ってくのが目撃されてんねん。その中で捕まってるように見えた人が1人…。」
「優衣…か?」
「ちゃう。汐莉ちゃんや。」
「汐莉!?」
なんか話が見えてきたな。
単純な優衣の思考回路なんて簡単にわかる。
おそらく、青山奈津に1人で来いと言われて、自分を犠牲にしようとしたな。
汐莉を汐莉の姉と一緒にしないとか…。
だから大勢だって解ってて行ったんだ。
バカか。
今回だけは山寺も見てるだけってわけにはいかねぇな。
「ハル。」
「はい。」
「宇佐を呼べ。緊急だと言って。」
「風林火山は?」
「まだいい。まずは山寺の問題だ。」
「はい。」