ヤンキー彼女とヤクザ彼氏
もっと頼れよ…。




優衣…。






帰ったら説教だ。





「駿!」

「宇佐か。」

「大体はハルから聞いた。」

「俺は今から優衣を追いかける。」

「青山奈津に付いてるのは青山会の人間か?」

「だろうな。でも会長は居ない。チャンスだ。今、同時に叩け。」






優衣のことで動揺してる自分は隠せない。





けど、冷静さを失ったらチャンスを逃すし何も守れない。






「じゃあ、頼んだぞ宇佐!!今回は協力依頼、宝の情報だけにしろ。もう遅いし、迷惑かけんな。」

「小学生かっ!!任せろ!行け!」






やっぱ宇佐は信用出来るな。






俺は優衣を探すために走り出した。





どこだ?





とりあえず、隣町の5丁目の廃倉庫に、優衣より先に居ればいいか…。






ぜってぇ捕まえてやる!!





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