ヤンキー彼女とヤクザ彼氏
◎優衣
落ち着かねぇと…。
あたしだって、考えるんだ。
この町の5丁目には倉庫はない。
廃倉庫なんかあるわけない。
この近くの町で廃倉庫がある一番近いとこは…隣町だな!
よし。
まずは行かなきゃ始まらない。
「汐莉…!」
あたしはとにかく走って向かった。
隣町に着いたはいいけど…思ったより廃倉庫の数がある。
見て回るしかない。
「汐莉ー!汐莉ー!?」
そして、1つの倉庫が目に入った。
なぜかはわかんねぇけど、あれって気がする。
「おい、青山!いるか?」
「いらっしゃーい!まだ1時半だよ!すごいなぁ、さすが」
「良いから、汐莉を出せ。」
「その前にさ、言ったよね?妹も居るって。」
ニヤッと笑った青山の視線の先には妹だと言ったあの子が無表情で立っていた。
思わず足の力が緩みそうになった。
「お姉ちゃん。」
「だから、そうやって呼ぶな!」
「こっち側にはやく戻ってきたら?そっちはお姉ちゃんが居ていい場所じゃない。わかってるんじゃないの?」
「うるさい。」
「みんなに優しくされて浮かれてんの?」
「うるさい!」
違う。
あたしの居場所はむしろこっちじゃなきゃダメなんだ。
落ち着かねぇと…。
あたしだって、考えるんだ。
この町の5丁目には倉庫はない。
廃倉庫なんかあるわけない。
この近くの町で廃倉庫がある一番近いとこは…隣町だな!
よし。
まずは行かなきゃ始まらない。
「汐莉…!」
あたしはとにかく走って向かった。
隣町に着いたはいいけど…思ったより廃倉庫の数がある。
見て回るしかない。
「汐莉ー!汐莉ー!?」
そして、1つの倉庫が目に入った。
なぜかはわかんねぇけど、あれって気がする。
「おい、青山!いるか?」
「いらっしゃーい!まだ1時半だよ!すごいなぁ、さすが」
「良いから、汐莉を出せ。」
「その前にさ、言ったよね?妹も居るって。」
ニヤッと笑った青山の視線の先には妹だと言ったあの子が無表情で立っていた。
思わず足の力が緩みそうになった。
「お姉ちゃん。」
「だから、そうやって呼ぶな!」
「こっち側にはやく戻ってきたら?そっちはお姉ちゃんが居ていい場所じゃない。わかってるんじゃないの?」
「うるさい。」
「みんなに優しくされて浮かれてんの?」
「うるさい!」
違う。
あたしの居場所はむしろこっちじゃなきゃダメなんだ。