ヤンキー彼女とヤクザ彼氏
解決したとたん、優衣は普段の優衣。




とっくに優衣はいつも通りだったんだな。





「お前のそーゆうところにも、惚れたのかもな…。」

「ん?なんか言ったか?」

「言ってねぇよ、バカ。」

「バカじゃねぇよ!」





恥ずかしくて言えねぇから。




小声でつぶやいた声は誰にも聞かれてなくて一安心。




…と思ったら大間違い。





「へー?そうなんだぁ。」

「げっ…母さん…。」

「あたしを母さんって呼ぶな!」





誤解しないでほしいけど、この人は本当の母親。




ただ、若作りなだけ。




だから、名前で呼んでほしいらしい。




でも気持ち悪りぃだろ?




そりゃ、見た目は若いけど実際は44だし。




親父はあと3歳上だけど。





「駿は女子高生好きだとはね〜。」

「うるせぇ。」

「まぁ、あの人は今でもだけど…。」

「え゙…?」

「冗談でーす。」





いや、なんか冗談に聞こえないんだけど…。




親父を少し疑った…。





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