ヤンキー彼女とヤクザ彼氏
やっぱ敵か…。




なんで四天王は戦い好きかな…。




めんどくせぇ奴ら。





「で?あたしの質問には答えねぇのか?」

「…ケンカは無理だよぉ。四天王最弱って言われてるもん。」

「じゃぁ、その自信はなんだ?」

「解るんだ?」

「お前がわかりやすいんだ。」

「そう?」





桃原はずっと笑ってる。




なんか気持ち悪い。





「あたしはね、こーやって…」

「優衣!!ダメっ!!」





桃原の手があたしに伸びてきた。




けど、汐莉があたしの手を引いた。




思わず後ろに転びそうになる。





「なんだよ、汐莉!」

「…失礼します。」

「今日はいいよ♪」






どーいうこと?




なんで汐莉は焦ってんだ?





汐莉に引っ張られて教室まで来た。





「汐莉、どうしたんだよ。」

「優衣…あの人、四天王なんだよ!?」

「あぁ…。」

「ケンカ弱いだけなら、四天王なんか絶対入れない!なんか力があるの!」

「だから、それを聞こうと…」

「あの人の力は…超能力。人の記憶と心を読む。」

「超能力…?」





あたし、そーゆうのは信じない。





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