ヤンキー彼女とヤクザ彼氏
◎優衣



なんか駿が弱ってるように見えたから…。




一緒にいたくて…。





でもだからって…自分から行くって言うのは…照れる…!!





駿の部屋に入ると、無言。




気まずくはないけど、なんて言おう…。





「なぁ、駿!!」

「ん?」

「なんか…今日…」

「なんだよ?」

「今日…晴れてた!!」

「知ってる。」





いやぁ、喋んなくても良いんだけどさ!!





なんか…だって…




うん、黙ってよう…。





「…。なんで今日は珍しく来てくれたんだ?」

「言わなーい。」

「はぁ?まぁいいけど。」





元気…なのか?




あんま1人で落ち込まないでほしい。




あたしはまだガキだけどさ…。




でもいっつも駿に助けてもらってるからたまには役に立ちたいじゃん。





話くらい聞ける。




頼れとは言えないから…。





「どうした?優衣ー?」

「なんでも。」





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