ヤンキー彼女とヤクザ彼氏
◎駿



「はぁ…。」





今日の優衣は可愛すぎて…。




ってかいつもと違って調子が狂った。




…嫌いじゃねぇけど。





いい気分のまま寝ようとしたら…





「駿〜。聞けよ〜!」

「宇佐…。」





ふざけんな。




俺の睡眠を邪魔するな…。





「あれ、優衣は?」

「戻った。」

「ふーん。それよりさ、落ちない…。」

「なにがだよ!?崖からか?落としてやろうか?」

「はぁ?違うって。女!」

「どうでもいい。寝る。」





くだらない。




仕事の話ならともかく。





「なんだよ、つめてぇ!自分は優衣とラブラブだからってさ。」

「はいはい。おやすみ。」

「自分は優衣とバカップルだったら右腕…いや、幼なじみはどうでもいいのか!」





バカップル…?




バカップル!?





「おい、俺と優衣のどこがバカップルだ。」

「優衣が入院したあたりからラブラブラブラブ…。」

「してねぇだろ!」

「細かいことはいいだろ!」





違うよな?




確かに、優衣可愛いとかかなり思うけど…。




多少甘やかしてるけど。




絶対バカップルじゃねぇ。





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