ヤンキー彼女とヤクザ彼氏
「で、いきなりどういうことだよ。アレじゃわかんねぇ。」

「あの時は俺も焦ってたからな。」





それから、親父の電話の内容を優衣に話した。






「…そういうことか〜。」

「嫌だったら良いから。」

「嫌って言ったらどうすんだよ。」

「…誰か女連れてく…かも…な…。」





なんか…優衣怒ってる?




あ、ヤキモチ!?





「そっちの方がヤダ…。」





今のは…やられた。




優衣はめったにそんなカワイイこと言わねぇから…。





「それに、あたし必要なんだろ?役にたてるんだろ!?」

「まぁ。」

「なら嬉しいくらいだ。いっつも駿たちの迷惑になってるから。」

「そんなこと思ってたのか?」

「まぁ…。」

「バカか。居るだけで良いんだよ、お前は。」





納得いかないって顔してる優衣。




でもこれって意外とマジだぞ?





「…まぁ、何かあったら俺が守るし。普通に旅行みたいな感覚で行こうな?」

「おう!」





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