ヤンキー彼女とヤクザ彼氏
◎優衣



「昨日のはそうゆうことだったらしい。」

「へぇ。じゃあ若頭と旅行なんだ?」

「結構遠いらしいから、2日かけて行くって。」

「頭たちどこにいるの…?」

「さぁ?」





旅行って初めてだから楽しみ。




前の家はそんなことしなかったし、今の家ではすぐヤンキーになっちゃったから。






「優衣、2人きりで行くんだよね?」

「まぁ。」

「なるほど?優衣も大人になるのね…。」

「はぁ?成人にはまだなんねぇよ?」

「バカ…。」





ため息を思いっきりついた汐莉。





「あのね?彼氏と彼女が旅行ってことは同じ部屋!!同じ部屋ってことは…」

「ちょ、ストップ!!」





い、いくらあたしでもそこまで言われたら分かるって…。




つまりそーゆうことになるってことだろ?





「大丈夫!駿だぞ?」

「いつまで若頭に我慢させる気?」

「は?」

「もう大人なのに、あんたみたいな子供とつき合ったがために、約半年ご無沙汰…。」





あ…。




駿と会ってからそんなにたつんだ…。





「でも無理!!」

「若頭は絶対襲うなんてしない。ひたすら我慢。優衣がいいって言ったら別だけど?」





ありえない。




< 273 / 374 >

この作品をシェア

pagetop