ヤンキー彼女とヤクザ彼氏
「別にいいけど…山寺組に一生追われて生きる覚悟があるなんて尊敬してやるよ。」

「…は?」

「山寺組…?」





顔知らなかっただけか…。




やっぱ山寺組はすげぇ。





「俺は山寺駿。一応、若頭なんてやってるんだけど…。」

「は?マジ…?ってか…」

「すんませんしたぁ!!」





おぉ、逃げ足はやい…。




あたしは恐る恐る駿を見た。





「一回部屋戻るぞ。」

「…はい。」





うぅぅぅ…。




やっぱさすがに怒った?




ずっと無言の駿。




そのまま部屋までついた。





「座れ。」

「はい。」





あたしと遠いとこに座った駿。




ズキッとくる。




そういうことを、あたしは駿にした。






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