ヤンキー彼女とヤクザ彼氏
混乱してるあたしを見て白峰は笑った。




イラッ…。





「あたしと駿はね、元恋人よ。」

「リョウ、やめろ。」

「待てよ、宇佐が駿は高校生と付き合ったことないって…。」

「ふふっ…あたしは駿と同い年だから。」





はぁ?




駿と同い年って…





「駿は21…。」

「あたしも21。」





なんで…わざわざ高校生をやり直したんだ?




駿の方を見ても、駿はまだ白峰を見てる。





「ねぇ、麻野さん。駿と別れて?」

「は?」

「おい、リョウ!」

「そうしてくれれば何もしない。」





コイツ何言ってんの?




マジイライラしてきた。





「優衣。」

「…駿。」





駿があたしの肩に手を置いた。




…ちょっと落ち着いた。





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