ヤンキー彼女とヤクザ彼氏
「優衣、今日は帰るぞ。」

「汐莉は…。」

「連絡しとくから。いいから帰るぞ。」





駿にムリヤリ車に乗せられた。




まぁ、今日は行きたくなかったけど。




校門前でのあたし達はみんな見てたし。





車では無言のまま、屋敷に着いた。





…あんな中途半端じゃ納得出来ねぇな。





「駿!!もっと…ちゃんと詳しく教えろ。あたし別れろとか言われてるし、関係あるよな?」

「…言われなくても話すよ。」





あたしたちが駿の部屋に向かう途中。





「駿!!…優衣!?どういうこと?」

「まさかが当たった。しかも…あの学校のトップだった。」

「はぁ!?」

「あとで話すから。…まずは優衣だ。」





こんな空気だけど、駿に引き寄せられてドキッとしてしまった。





とりあえず駿の部屋に入った。





「ふぅ…。リョウは俺が高校の時の彼女。って言ってもアイツだけじゃなかったんだけど。…」

「他にもいたってこと…?」

「まぁ。でもリョウはその中でも気に入ってた。カラダがな。」





大人な話になってきた…。





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