ヤンキー彼女とヤクザ彼氏
まぁ、周りっつっても少ないけど。





「駿〜…あ、優衣もいたの?」

「宇佐…ノックしてから入るっていう常識を身につけろ…!」

「よっ、宇佐!ただいま!」





あ、そういえば優衣制服…。




帰ってきてすぐ来たのか。





「優衣、着替えてこい。」

「はーい。」





優衣が部屋から出て行った。




その瞬間、いつもの宇佐のニヤニヤ顔。




うぜぇ…。





「ノックしないとマズイことでもありますか〜?」

「ねぇよ!」

「へぇ〜?」





だからイヤなんだよ、宇佐に優衣と2人のとこ見られんの…。





「…ところで、リョウちゃんとは話ついたわけ?」

「向こうも納得なんかしねぇよ。とりあえず帰しただけ。」





宇佐には話の内容を細かく伝える。




俺にとっては、優衣も周りも仕事と同じくらい大事だから。




キッチリやる。





「宇佐、汐莉のこと…」

「任せろ。」

「ん。」





マジメモードの宇佐。




汐莉に本気みてぇだな。




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