ヤンキー彼女とヤクザ彼氏
あたしと緑川は2人で床に寝転がった。




…なんかくっさいマンガみてぇだな。





「これで…カルテットはリョウさんだけ。」

「だな。」

「でもあの人、ああ見えて強い。力もだけど…頭も。」

「頭?」

「って言っても青山みたいなかんじじゃないけど。」





よくわかんねぇ。




けど白峰は強いってことだ。





「あたしはアンタの味方になったわけじゃないけど…。リョウさんの関係ない人を巻き込むやり方は好きじゃない。」

「ふーん。」

「とにかく、やらなきゃいけないんだから、とことんやりな。」





絶対いい奴。




自分の信念とか意見とかちゃんと持ってるし。





素直に…初めてカッコイイと思った。






「ふぅ…。じゃああたしは行く。」

「おう。」

「周り、よく見とけよ。」

「わかった。」





これで、最後の四天王、クリアだ。






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