ヤンキー彼女とヤクザ彼氏
「え…マジ…すか?」

「んー?…まぁな。」

「「すいませんでしたぁ!!」」

「まぁ、気にすんな。気ぃ遣うような女でもねぇし…」

「んだと、コラ…。」






後ろから声がして振り向くと、優衣とハルが立ってた。






「聞いてたか。」

「バッチリ。マジ殺っちゃっていい?」

「普通になりてぇんだろ?」

「うっ…。」

「優衣の負け。」






ハルが一言言って会話は終わった。





組の奴等をみてると、全員ヤクザとは思えないマヌケな顔。






「こ、この子…ですか?」

「あぁ。紹介する。麻野優衣。高2だ。見てのとおり、ヤンキーだから普通に接してやれ。」

「「はい!」」

「優衣、お前からも。」

「言うことねぇじゃん!んー…よろしく!あたし敬語とか喋れねぇから!!」






優衣がそう言うと笑いが起きた。




受け入れられたみてぇだな。






「さ、メシ食うか。俺腹減った。」







宇佐がそう言って全員が席についた。





俺と優衣は隣。





まぁ、一応彼女だからな。





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