ヤンキー彼女とヤクザ彼氏
◎駿



「うまい!」

「なんだよ、いつもみたいな夕飯だろ!」

「いつもうまいけど今日もうまい!」

「なんだ、それ!」

「「あはは!」」






…なんだ?




今日は帰ってきてからテンションが高い。




学校に居なくて、探そうとしたら公園にいるって連絡をうけた。




で、帰ってきたら部屋にも戻らないでずっと組員たちと話してた。





なんか…おかしい気がする。





夕飯が終わって、優衣を呼び止めた。





「なんだよ。」

「なんか今日いつもと違う気がする。どうした?」

「はぁ?なに言ってんだよ。」





…気のせいか?





「…駿、耳貸して。」

「なに?」





優衣に耳を近づけたら…




「大好きだよ。」





って耳元で小声で言われて…




完全にノックアウト。




しかも不意打ちで顔真っ赤。





「あ、若顔赤い!」

「なっ、うるせぇ!!」





優衣も普通に笑ってた。




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