ヤンキー彼女とヤクザ彼氏
「ただいまー…。」





ゆっくり静かに屋敷に入る。




せめて…一回部屋に戻らせて!





なんとか部屋に着いた。





「ふぅ。」





安心しながらドアを開けたら




「うわぁぁあぁぁ!!し、汐莉!宇佐!」




汐莉と宇佐が正座で待機してた…。




し、心臓飛び出すかと思った…。





「優衣、正座。」

「はい…。」

「優衣ー?今悲鳴…おっ、汐莉と宇佐ここにいたか。」

「今から説教だ。」

「へぇ。優衣、隣に居てやるよ。」

「駿…!」

「今はイチャイチャしない!」





いっ!?




してないし…汐莉こわいし…。





「優衣、なにも言わないで出て行くなんてあんたバカ?学習能力ゼロ?考えでもどうなるかわからないくらいバカ?」

「すいません…。」

「しかもノープラン?たまたま亜衣と会えたからいいけど…。なんでそんな単細胞なの。」

「ごめんなさい…。」





それから十分くらい汐莉からの説教を聞かされた。




次に、宇佐。





「なんで自分だけでやるわけ?逆にみんな心配して迷惑になってんの。俺は言ったんだよ〜野生児だから大丈夫だって。」

「ごめんなさい。」

「単細胞だからなんとかなるって。」




まぁなったけど。





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