ヤンキー彼女とヤクザ彼氏
喜んでたら、後ろから捕まった。





「駿!?」

「俺の部屋行くぞ。」

「わかったからはなしてー!!」





結局、ひずられながら駿の部屋まできた。




多分後ろで宇佐がニヤニヤ笑ってたんだろうな…。





「お前男に褒められてそんな嬉しいわけ?」

「はぁ?男にでも女にでも誉められたら嬉しいだろ。」

「…だよな。なんで妬いたんだ、俺は…。」

「妬いたのか?なにに?」

「んー…よくわかんね。まぁいいや。」





なんだそれ。





「ごめん。」

「大丈夫。」

「なぁ、優衣。リョウに言ってたこと、かわいすぎ。」

「え?あぁ…。」





なんか今日いつものあたしじゃない!!






「優衣、明日頑張れよ。リョウのことだから、もしもがあるかもだから。」

「うん。」

「すぐ電話かメールしろよ。」

「わかった。」






でも今ならどんな卑怯な手を使われても大丈夫な気がする。





立ち直ったあたしは強い!!





「俺は入らなくていいんだな?」

「うん。当たり前。」

「ん。だよな、わかった。」






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