ヤンキー彼女とヤクザ彼氏
それからは、あたしが動くと何かが落ちてきたり…




飛んできたり…




机の上に画鋲があったり…。





まぁ、落ちてきたものは避けたし、飛んできたものはキャッチしたし、画鋲は撤去したし。






特に問題なし。





ってか、しつこい。




しかも地味。





ケンカの仕方は知ってるけどいじめ方は知らないから古いな。




簡単に避けれる。






「いや、落ちてきたり飛んできたりはあんたじゃなきゃ無理だから。」

「え。」





そうなのか…。





「でもまぁ、うちの学校もずいぶん女の子らしくなったわね。こーんなどうしようもないいじめして。」

「確かに。」

「んだと、コラァ!!」






おっと…。




隠れて見てたみなさんが一斉に登場。




今日くらい大人しくしてほしいな。





「先輩に後輩に同級生のみなさん!!ヤンキーならヤンキーらしく、こんな地味ないじめしないでケンカしろよ。」





ん?




なんか自分のことヤンキーって認めたような…。




いや、認めてない認めてない。





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