ヤンキー彼女とヤクザ彼氏
「…い!優衣!!」

「ん…。」





ここは…カルテットのアジトか…。




窓の外は暗い。




全身痛い…。





まわりを見渡すと、あたしと汐莉しかいない。






「白峰は!?勝負は!?」

「なに言ってんの?」

「途中から記憶ない…。」

「無意識で戦ってたの?」

「で、結果は!?」

「黒板、見なさい。」





黒板?




振り返ると『あたしの負け。これからはいろいろ変えてみるから。そしたら覚悟して。』




って…。






「あたし勝ったのか?」

「そ。」

「良かったー。」

「あれ、勝って当たり前なんでしょ?」

「はっ!そ、そうそう、勝って当たり前。」

「バーカ。ほら、若頭呼んであるから、帰ろ。」

「あぁ。」





なんかくっさい感じだけど、まぁいいや。





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