ヤンキー彼女とヤクザ彼氏
◎駿



「ただいま…。」

「ひどい顔だな。見るからにケンカした顔だ。」

「うるさい…。」

「汐莉、屋敷寄るか?」

「うん。」

「乗れ。」





優衣を迎えにくるとケガだらけの優衣。




さっき、汐莉から電話で結果は聞いた。





俺の彼女は最強だ。






「優衣、良かったな。」

「良かったとかじゃなくて、当たり前なんだっつーの…。」

「はいはい。」





顔痛いくせにニヤニヤしてるぞ




ってのは今言ったら事故に繋がりそうだ。





屋敷に着いたら、まず飯。





「宇佐ー、汐莉連れてきたぞ。」

「まじ!?いらっしゃーい。」

「うるさい。」





なんだこのカップル。




おいとこう…。






「ひっでぇ顔だな、優衣!」

「うるせぇよ!」

「美人が台無しだな!」

「うるせぇって!」





組員がみんなで優衣をいじってる。





「若のために頑張ったって?」

「愛だな!」

「あーまじうるせぇ!」





照れてる。




かわいい…。




痛々しいけど。





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