ヤンキー彼女とヤクザ彼氏

◎優衣



うん、今日もメシ楽しかったな!!





部屋に入ってすぐにドアがノックされた。






「はーい。カギ開いてるぞ。」

「しめろよ!!」

「駿か。なんだよ？」





ため息をついた駿。





「両親と連絡取れてるか？」

「え…？な、なんで？」

「なんとなく。…ちょっと話せるか？」

「あぁ…。」






なんでいきなり両親？




あたし何か顔に出てたか？





「ハルが心配してた。お前が何か抱えてるって。」

「はは…。」





ハルの言ったとおり、駿なら話してもいいのか？





別に解決したいわけじゃないし、解決出来ることでもない。





ただ…誰かに聞いてもらいたい。





「話したくないなら聞かねぇよ。話したくなったときに話せばいいし。無責任なことも言わねぇし。」





…モヤモヤしてんのは性に合わねぇ。




自分でスッキリ出来ねぇなら聞いてもらってスッキリするしかねぇ!!